絞り製品を企画から商品化まで一貫して行う “提案できる” 鳴海絞りの総合メーカーです。

  1. 有松鳴海絞りについて
  2. 生産工程

有松鳴海絞りについて

生産工程

図案

 
図案を作ります。

型彫り

図案が決定したら、よく切れる小刀やハト目抜きで、模様を切り抜いたり穴をあけて、型紙を作ります。

絵付け

出来上がった型紙を布の上に置き、刷毛で青花を模様を刷り込んで写します。
青花は露草(栽培用)の色素を酸で抽出し、和紙に浸み込ませて乾燥させたもので、必要に応じて小さく切り、小皿に置き少量の水で溶いて使います。

絞り加工

通常4~5人の家庭へ次々と廻されて、加工されます。技法により様々な加工方法及び道具が異なります。
写真は筋絞りの加工。
代表的な道具では、烏口台・鹿の子台・巻き上げ台などがあります。

染色

専業の染屋によって各種の染色が行われます。
絞り染めの染色は、一般に浸染めで行われますが、特殊な染め方をする場合もあります。
染液は、用布に適した染料、助剤などを使用してつくる。
また用途や量によっても染料が違い。
染方が変わってきます。

糸抜き(解き)

絞り染めは糸を締めることによって防染をするので、とくに堅く糸留めをしています。
糸抜きの際は、布の破損に注意し、手早く行う。
絞りの種類によって糸抜き法も異なりますが、大たい四つに分けられます。
1反に3~4日を要するものも有ります。

湯のし(仕上げ)

反物として巻かれる仕上げと、仮縫いして図柄のわかる絵羽仕上げがあります。

検品

完成

これだけの絞り加工工程を経ての商品化となりますので、大変手間がかかります。
また、『絞り工程』につきましては、中国での加工となる場合もございますので、 ご注文頂いてからある程度の納期をいただきます事をご了承くださいませ。
※商品によって異なりますが、ご注文から納品まで長いもので約2~3ヶ月程かかります。
出来得る限り迅速に対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。